· 

NZでお米を美味しく食す工夫

ウクライナ危機🇺🇦は、世界中の食糧危機にもつながっています。NZの穀物類はオーストラリア(AU)産も多くて、コロナ禍による物流の弊害はあっても、危機的な食糧不足はここには迫っていない感じ。
 日本人の食生活に欠かせない米も、AU産がメイン。日本米と同じ品種のカリフォルニア米や、「スシ・ライス」や、アジア系レストランでよく使われる「ジャスミン・ライス」なども買えるけど、値段が高くて使う気にならない。
 AU産「サンライズ」のミディアム・グレインが日本米に近く、値段も一番安い方で、ちょっと工夫して炊けば、十分に“日本人大満足の味“になります。

 私は元々、米の飯も味噌汁も無くて生きていける人間なのです。でも、食べるんだったら、美味しいご飯でなくては嫌ですね。
 幸い、このサンライズ米が十分合格ということを、試行錯誤の結果に確認。
 
 NZ移住後8年ほどは、日本から持ってきた象印の炊飯器を変圧器を通して使っていました。この炊飯器だと、水加減を日本米より1カップ多くして、ちょうど良い具合にふっくら炊けました。サンライズ米は、日本米より膨らみが少ないのです。
 当時NZで販売しているライス・クッカーは絶望的に使い物になりませんでした。

 働き者の象印炊飯器が、日本から通算20年くらいでついに寿命となり、NZで炊飯器を買い替える時、信用できるパナソニックの、シンプル・バージョン炊飯器にしました。(NZの家電は、ホントにもう、すぐに壊れるんです! 有名メーカーでもアテにならない)  選択のポイントは、ブラウン・ライス(玄米)コースがあること。

 サンライズのブラウン・ライスが、これまたホクホクした食感で美味しいんです。
 このパナソニック炊飯器では、白米の水加減は、0.5カップ分多めにしてピッタリの炊き加減。これを見つけるために、水加減を変えて試すこと数回。
 玄米の水加減は、目盛り通りでいい。
 白米コースは40分くらいで炊き上がり。玄米コースは2時間くらいかかる(つけ置き時間がセッティングされているためらしい)。
  
 ある時、うっかり間違って、玄米を炊くのに白米コースのボタンを押してしまいました。すると、ちゃんと美味しく炊けているではありませんか⁉︎
 なあ〜んだ、 これでいいんだ。2時間もかけなくていいんだったら、そりゃあ楽ちん。

 それなら……同じ白米ボタンで、白米と玄米を混ぜて炊けるのかな?
 白米だけだと0.5カップ多めの水加減、玄米はキッチリの水加減、この兼ね合いは?
玄米は無洗米と同じでとがなくていいけど、白米はやはり3回は米研ぎが要る。
 数回の試行錯誤の結果、この頃の定番は、白米2:玄米1で、水加減は白米に合わせて+0.5カップ、 米研ぎもして、その後2時間くらいつけ置きしてから、白米コースで炊く。
 白米のふっくら感と玄米のホクホク食感がミックス。白米だけよりヘルシーですね。

 物価高騰や物不足で、暮らしは本当に苦しいですね。そういう時こそ、食生活が基本。
 昔からの日本食の「一汁一菜」、このルールは食生活プランを楽にしてくれる黄金律だと、改めて実感しています。
 ご飯の友の佃煮や浅漬けなども、一度作っておけば、1週間分くらいの副菜になる強い味方。NZでは、日本でのように簡単に買えないから、こういうのも自分で作るようになりました。
 画像は、白米・玄米ミックスご飯に自家製のヒジキの佃煮(日本製切り干し大根と、さざんか亭で採れたプラムをカリカリ梅風に混ぜてます)。