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草木染め(4) オリーブの葉染め 硫黄媒染と鉄媒染

オリーブの葉で草木染め。
 伸びすぎた枝を剪定して、若い葉を取り分け。
 このオリーブの葉は、グレープシードオイルやマカデミアナッツオイルに漬け込んで、手作りバームやハンドクリームの材料になったり、ドライ保存してハーブティーに利用したり、何通りにも利用できます。オリーブの葉は喉にとても良いのです。(オリーブの木葉ティーは苦いという説もありますが、私はカワカワ+オリーブ葉ティーを愛用。全然苦さは感じません)。

 同じオリーブの葉で染めても、硫黄媒染だと明るい黄色、鉄媒染だとダークグリーン、全然違う色に染め上げるのが面白い。

 草木染めの媒染剤は、大別して3種類。
 鉄媒染
 銅媒染
 アルミニウム媒染

 鉄媒染液は、錆び釘や錆びスチールタワシなどを使って作る。
 銅焙煎液は、銅線や銅のコインなどで作る。
 いずれも、酢水に浸けて、金属成分を含む液を媒染液にします。

 アルミニウム媒染は、日本では焼きミョーバンが手軽に使えますが、NZでは焼きミョーバンなるものは入手できそうにない。
 ネット検索してるうちに、「湯の花染め」=温泉成分の湯の花を媒染剤にする方法が目に止まりました。
 ロトルアもNZを代表する温泉地。そういえば、貰い物の入浴剤(硫黄泉バスソルト)があった! これなら湯の花染めの代用品になるかも。
 ぬるま湯に硫黄泉バスソルトを溶かして、媒染液が完成。
 
 鉄媒染が、どの色の染め液でも、グレーがかった仕上がりになるのに対し、硫黄媒染は、染め液の色を淡い仕上がりにした感じになります。

 アルミニウム媒染は、全体的に明るい色合いで染め止まりになるそうです。
 夏に剪定した椿の葉を燃やして灰を作り、その上澄み液を媒染剤にすると、最高のアルミニウム媒染剤ができるとか。
 次は、その椿灰媒染に挑戦します。

 草木染め(1) 身近な材料で
 草木染め(2) ハーブと鉄媒染
 草木染め(3) 染め液作り
 草木染め(4) オリーブの葉染め 硫黄媒染と鉄媒染
 草木染め(5) 椿灰媒染